《伯爵与妖精》卷八第二章雪水晶的童话故事5
「彼が姿を消したとき、後悔したわ。ケルピーだからって、どこか退(ひ)いていた自分に気づいたの。人間にだっていい人と悪い人がいるのに、どうして彼のことを信じ切れなかったんだろうって。……結婚してこの町へ来て、何十年と経(た)っても、後悔は消えなかった。けっして不幸ではなかったけど、夫との間に子供はなくて、事業を継いだのは甥(おい)。未亡人になってから、ハーディ家の中で、どうしても異邦人(いほうじん)のように感じ続けている自分がいたわ」
“当他离开我之后,我真的好懊悔,我发现自己因为知道他是格鲁比而感到畏惧。就算是人类也有好人和坏人之分,为什么我无法信任他呢?……我结婚之后来到这个镇上,但是无论经过几十年,我心中的悔恨还是不曾消失。即使我的日子还算幸福,不过我和丈夫并没有生下孩子,因此是由外甥继承我丈夫的事业,而且自从我丈夫过世后,我总觉得自己在哈蒂家是个外人。”
「だから、今度こそ彼についていこうと思ったのね?」
“所以你这次下定决心,要跟他共度接下来的人生吗?”
「昔と変わらないままの彼が、もういちどわたしを望んでくれるならと……」
“如果他的心意与从前一样,依旧希望能和我在一起的话……”
でも、ケルピーを信用するなんて、妖精博士(フェアリードクター)としてはできないこと。あの弟が、水棲馬の中では特殊なのだとしても、リディアは、悪い妖精を人から遠ざけるのもフェアリードクターの仕事だと母から教わっている。
即使银色格鲁比是格鲁比中的异类,身为妖精博士也不可以信任他。母亲一直教导莉迪雅,让邪恶妖精远离人类是妖精博士的工作。
人と妖精は、時には接点を持ち、よい関係を築くこともあるけれど、どうしても相容(あいい)れない、触れてはいけない領域もある。
人类和妖精之间偶尔会有所接触、进而建立起良好的关系,然而双方之间也有绝对互不相容、不可以轻易踏进的领域。
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