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日语民间故事:如梦般的相遇

时间:2011-10-24 17:08:03  来源:可可日语  作者:ookami

   むかしむかし、日本に仕事で来ていたオランダ人が国へ帰る時、通訳の人たちが船まで見送りに来ました。

      很久很久以前,来日本工作的荷兰人回国时,一些翻译送他到船上。

   そして長崎の港にいる船の中で、お別れのパーティーをする事にしたのです。

      而且,在长崎港的船上,为他举行了送别会。

   通訳仲間が船の中で酒を酌み交わしていると、すっかり上機嫌になったオランダ人が言いました。「みなさん方のおかげで、無事に仕事をすます事が出来ました。感謝します。ありがとう。そのお礼に、何でもお望みの物を本国からお送りしましょう」

      翻译们在船上互相敬酒,荷兰人兴致高昂地说道「托大家的福,能够顺利完成工作。非常感谢。作为礼物,大家有什么想要的,我可以从荷兰寄给大家」

   通訳の人たちは喜んで、あれやこれやと色々な物を頼みました。

      翻译们高兴极了,委托了各种各样的东西。

   でも、その中でただ一人、西田長十郎(にしだちょうじゅうろう)だけが黙っています。

      但在这其中只有一个叫西田长十郎的人没有说话。

    通訳はみんな長崎の人間でしたが、この西田という通訳は江戸からやって来たのです。

      翻译都是长崎的人,唯独这个叫西田的翻译是从江户来的。

    長十郎が何も言わずに黙っているので、オランダ人が尋ねました。「長十郎さん、あなたは、何をお望みですか?」

      因为长十郎什么都没说,所以荷兰人便问他「长十郎,你有什么想要的吗?」

   「はい。わたしには、別に欲しい物はありません。ただ」

      「是的,我没有什么别的想要的东西,只是」

   「ただ?」

      「只是?」
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   「実は、残してきた妻子の事が気がかりなのです。江戸からこの長崎へ来てから、はや六年。その間、妻子の顔を見ておりませぬ。妻子がいま、どの様に暮らしておりますやら。それを知りたいだけが、願いでございます」

      「其实,我比较挂念留在家里的妻子。我从江户到长崎已经快六年了。这六年都没有见过妻子的容貌。妻子现在过得怎么样了,我就想知道这个,拜托了」

   するとオランダ人は、にっこり笑って言いました。「妻子を思う気持ち、よく分かります。そしてその願いは、簡単に叶います」

      听到这个,荷兰人嫣然一笑。「思念妻子的心情我能理解。而且,这很容易实现啊」

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