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双语阅读:小说版《一公升的眼泪》第16回医院生活

时间:2012-07-23 15:52:37  来源:可可日语  作者:ookami

もう、いや。わたしは、モルモットじゃない、もうやめて!と叫びたくなった。
待ちに待った日曜日。母上と妹2人がきてくれる。皆で屋上へ洗濯物を干しに行った。青い空がきれいだった。雲も白くてきれいだった。風も生暖かかったけど気持ちよかった。久しぶりに人間に返った気がした。
脊髄液をとる。頭がイタイ。猛烈に痛い。注射のせいか!
みいちゃん一家(母の弟家族)がきてくれる。おじちゃんの目は、まっ赤だった。よほど言おうと思ったけど言えなくて、じっと見ていたら、「仕事で日焼けしたし、昨夜遅くまで起きていたから......、変な顔しとるか?」
とおじちゃんが言った。
気の毒なほど、黒かった。そして兎のような目だった。泣いた後のように。「亜也、がんばれよ。今度うまいもの持って来てやる。何がほしい?」\r
「本がほしい。サガンの『悲しみよこんにちは』、前から読みたかったの」と頼んだ。
地下の理学療法部へ行く。
PT.川端と今枝(PT.=理学療法士)より、学力テストを受ける。
その時、私は馬鹿なことを言ってしまった。国語と英語が大好きで自信があるとか、成績は上位だとか、よくもまあ言えたもんだ。もうこれっきりにしよう。成績のことを自慢するのは、よけい自分が惨めになって銀行強盗でもしたくなるから......。
だいたい頭がいいなんていうのは、内からにじみでてくるもので、通知表の成績なんかで、わかるもんじゃあない。
PT.川端は、学生時代、いたずらばかりしていたそうだ。ほんとは、その方がいい、健康的だもの。
わたしは、まだ若いのにこんな体になったしまって……。
あまりにも情けなくて、不覚にも涙が出てしまった。
もう、これ以上言うまい。書くだけ書いたら、サバサバした。
私がガリガリ勉強するのは、これしかとりえがないから。
私から学ぶことを取ったら、不自由な体が残るだけ。こんなことは思いたくない。
寂しいけど、厳しいけど、これが現実!
頭なんか悪くてもいいから、丈夫な体がほしい。

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