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【双语阅读】【恋空】第四十三回

时间:2011-06-10 16:01:14  来源:可可日语  作者:Anna
在日本的这部叫做【恋空】的手机小说,是一部感动1200万人的小说。

2006年10月7日,【恋空】正式出版,一个月内就卖出了一百万部,在当年度的文艺类书籍销量榜上位列第三。手机小说竟然挤入排行榜,与名作家的书分庭抗礼,这给日本出版界带来了重重一击。目前,【恋空】的销量已经打破140万,它成了社会的一大热点,被看作是改变小说界传统运作模式的传奇作品。

我们已经读了这么久,大家喜欢这部小说吗?

请伴随着优美的电影原声音乐,继续和美嘉一起,度过一段不可思议的青春时光吧。

第一页  日语原文

第二页 中文翻译作品

【日语原文】

 

 

キーンコーン カーンコーン

チャイムが 教室中に響く。

「やばっ、リーダーの集まり行かなきゃ!!」

「あたしとミヤビ教室で待ってるから頑張 れ~」

指定された教室に入るといろんなクラスの リーダーになった人達が集まっていた。

無意識にヒロの姿を探してしまっている 自分がいる。

ヒロがリーダーになんかなるわけないの に。
じゃんけんで負けたとしても、 きっとやらないだろう。

はぁ~… 何期待してるんだろ。

あまり見たことのない顔ぶれの中、 一番後ろの窓側の席には見慣れた顔。

ノゾムだ。 ノゾムに近づき
背後から肩を叩いた。
「よ~っ!!」 ノゾムは体をビクッとさせながら振り向く。

「お~。お前もリーダーかよ!似合わねぇ な!」

「ノゾムに言われたくないし~!!じゃんけん 負けたんだもん。ノゾムもでしょ??」
「正解~」 おどけて舌を出すノゾムの前の席に座り、
後ろを振り向きひじをついて話し始めた。
「リーダー面倒だよね~!!」 ノゾムは反射的にかわざとなのかはわからな
いが美嘉から目をそらす。

ノゾムの様子が おかしい。

「ノゾム~??」 ノゾムの顔を覗き込む。

「話あんだけど…」

ヒロのことだと直感。 ノゾムの態度でいい話ではないことがわか る。
「え………何?!」

唾をごくりと 飲み込んだ。

「あのな…」

「ちょちょちょちょちょっと待って!!」 両手でノゾムの口を押さえ言葉を止めた。 聞くのが怖い。
小心者…。

いつもは強がりな自分だけど、 ヒロのことになると弱いんだ…。

「………少し考える」 くるりと前を向き
方向転換。

今ノゾムが言おうとしてることは確実にヒロ のことで、 ノゾムの様子を見る限りいい話ではないのは 嫌でもわかる。

聞きたいようで 聞きたくない…。

もしかして 彼女ができたとか??

それは確かに辛いけど…きっともう大丈夫。 だって
慣れちゃったもん。

ちゃんと現実と 向き合おう。

そう決心したと同時に

運悪く先生が教室に入って来た。

「今から注意事項言うからしおりにメモし ろ~」

先生の声は右耳から左耳へと通過し、 覚悟を決め後ろを振り返った。
「……教えて??」 ノゾムは周囲をきょろきょろ見渡し、
美嘉の耳に顔を近づけ小声で話し始めた。
「ヒロ女出来たって。」 予感的中。
平気だと思っていたはずのに実際聞くと頭 が重くなる。

「…マジかぁぁ」 遠い目で窓の外を見ながら答える。

「マジっぽい」

「彼女ここの学校??」

聞きたくないはずなのに勝手に開く口。 ただ一つ祈ること。 違う学校でありますように…。

ヒロが彼女とイチャつく姿を見るのは、 さすがに限界だよ。

ノゾムが首を縦に振る行為は、 美嘉の祈りをあっさりと砕いた。

「…いつから??」

ヒロの彼女でもないのになぜかキレたよう な表情を見せる美嘉。

そんな矛盾に気付きながらも ノゾムは何も言わない。

「三日前だってさ」

「……ふ~ん」

くるりと前を向き、 また重苦しい日々が始まることに覚悟を決 めた。

「ヒロの女ミヤビらしいんだよな…」 後ろから聞こえたまるで聞き間違いとさえ
思えてしまうその言葉。

動揺を隠しきれず足を机に強くぶつけ鈍い 大きな音をたてた。

「ミヤビ…ミヤビって…」

「俺達のクラスの」

「そこうるさいぞ~ちゃんと聞けよ~。」 先生の注意を無視したまま必死で真相を探
る。

「ミヤビとヒロ付き合ってんの…??」

「あぁ。ヒロから告ったらしい…」

「嘘だぁ!!だってミヤビ美嘉がまだヒロのこ と好きって知ってるよ??」

沈黙を続けるノゾムを見てその言葉は真実み を帯びた。

ヒロとミヤビが付き合ってる??
三日前から?? 嘘だよ。
だってミヤビずっとヒロの相談のってくれて たし。
美嘉がヒロに未練あるのも知ってるもん。 さっき教室で話してた時も好きな人いない
って言ってたし。

……付き合ってる?? なんで?? ミヤビと美嘉は
友達だよね??

ヒロからの告白。

ミヤビは美嘉から見てもかわいいし性格もい い。
だけどなんでミヤビ?? ヒロはミヤビと美嘉が友達なの知ってるよ
ね…??

沸き上がる疑問。 わけもわからず教室を飛び出した。

「待てよ!」
後ろから追い掛けて来たノゾムが美嘉の腕を 掴み引き止める。

「まだそんなにヒロの事が好きなのか?」 見たことのないノゾムの真剣な顔に
思わず目をそらしてしまう。
「まだ…すごい好き…」 自然に頬を流れる涙を見てノゾムが腕を掴む
力を強める。

「なんでそんなに苦しむんだよ!泣くくら い辛いならやめろよ!そんな美嘉見てらん ねぇよ。俺はヒロのかわりにはなれねぇの か?」

ノゾムの声が 静かな廊下に響き渡った

ノゾムの言葉が 理解出来ない。

今はヒロのことしか 頭に入らないの。
「腕…痛い。離して…」 混乱する頭をかかえその場に座り込むと、
ノゾムは掴んでいた手を離した。
「マジだから考えておいて」 ノゾムが残した言葉。
頭も心も ついていかない。

長い廊下の先を見つめながら、 遠くなっていくノゾムの足音に耳を澄ませて いた。

ヒロとミヤビが

付き合ってる。 ノゾムが美嘉を…??

わからない。 何があったか わかりたくない。

この時突き刺さる視線に気付いてはいなか った。

あの人が二人の会話を全て聞いていたこと を…。

リーダーの集まりが終わったのか、 教室からぞろぞろと人が出て来た。

思い立ったように立ち上がり、 アヤとミヤビが待つ教室へと向かう。

噂かもしれないしミヤビに聞いてみよう。 友情は
壊したくないから…。

教室のドアを勢いよく開けたが、 二人の姿はない。

「帰っちゃったかな…」 一人で学校を出て
歩き出した。

眩しすぎる夕日が、 悲しみを誘う。

バス停の下、 足元でゴロゴロと懐いている一匹の子猫。

「悩みなくていいね…君になりたいよ…」

お弁当箱に残っていたおかずをあげて 到着したバスに乗り込んだ。

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