発足から一夜明けた鳩山内閣が本格的に始動しました。鳩山総理は、１６日の組閣に続いて、１７日は副大臣の人事や党の役員人事などの調整を急ぐことにしています。

　「脱官僚政治」の実現に向けて鳩山内閣がスタートしました。鳩山総理は就任から一夜明けて、晴れやかな表情で自宅をあとにしています。

　（一夜明けた気分はいかがですか？）
　「なお一層いい天気になりますね」
　（実感はわいてきましたか？）
　「だんだんわいてきました」

　鳩山総理は、午前中は連合の高木会長からの雇用に関する要請を受けました。これに対し鳩山総理は、「雇用問題は重要だ。長妻大臣とも具体的に意見交換し、取れる対策は早急に講じていく」と語ったということです。

　一方、鳩山内閣の副大臣と政務官の人事の調整が進んでいます。１８日の閣議で立ち上げる方向の国家戦略室の事務局長に、古川元久衆院議員が内定しました。

　また、外務副大臣には環境問題に詳しい福山哲郎参議院議員と、「沖縄ビジョン」をとりまとめた武正公一衆院議員が、財務副大臣には、藤井大臣の強い意向で税財政に精通した峰崎直樹参院議員と野田佳彦衆院議員が内定しました。

　こうした中、民主党は、衆議院の常任委員会の委員長の人事も内定し、予算委員長に鹿野道彦元農水大臣、外務委員長に新党大地の鈴木宗男代表、文部科学委員長に田中真紀子元外務大臣を充てることを内定しています。