大学教授や通信教育の大手企業などが電気自動車に関する独自の技術を自動車メーカーなどに提供し、新しい電気自動車の普及をめざす新会社を設立しました。 

　新会社の社長には、３０年にわたり電気自動車の開発に携わってきた慶応義塾大学の清水浩教授が就任し、通信教育大手のベネッセコーポレーションや中古車販売のガリバーインターナショナルなどが出資しています。

　新会社は、清水教授が開発したタイヤの中心にモーターを設置する独自の技術を自動車メーカーや部品メーカーに提供し、新しいタイプの電気自動車を普及させたいとしています。

　この技術は、エネルギー効率が従来の電気自動車の２倍近く、既存の中古車につけることもできるということです。

　新会社では、賛同する会社が見つかれば、２０１３年までに１０万台を量産し、１台１５０万円程度で販売できるようにしたいとしています。