（2012年2月22日12時37分  読売新聞）　

ＮＺ地震から１年…日本人留学生ら犠牲者追悼

【クライストチャーチ（ニュージーランド南島）＝梁田真樹子】日本人留学生２８人を含む１８５人が犠牲となったニュージーランド南島クライストチャーチの大規模地震から２２日で１年を迎え、正午（日本時間午前８時）から当地で追悼式典が行われた。

　日本からは、富山市立富山外国語専門学校生１２人など犠牲者２８人のうち、２４人の遺族ら計約８０人が現地入り。日本人全員が被災したＣＴＶビルの跡地に初めて足を踏み入れた。

　現場跡地はフェンスで囲まれ、今も立ち入りが禁止されている。遺族らは大型バスで到着すると約１時間にわたって献花したり、家族や友人らと抱き合ったりして、故人の冥福を祈った。

　遺族らは、ニュージーランドなどの遺族とともに礼拝に出席した後、ＣＴＶビル跡地近くの広場で行われた追悼式典に参列した。ニュージーランドのキー首相や、遺族、市民ら数千人が参列した式典では、犠牲者１８５人全員の名前が読み上げられると、多くの参列者がすすり泣いた。

２２日、クライストチャーチで行われた追悼式典で、犠牲者に黙とうをささげる市民ら（梁田真樹子撮影）

上一页 [1] [2] 下一页