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３次補正予算案 編成作業急ぐ

　　野田総理大臣は、早ければ今週にも東日本大震災の被災地に入り、新政権として早期の復旧・復興に全力を尽くす考えを伝えるとともに、野党側の意見も踏まえ、震災や円高対策を盛り込んだ今年度の第３次補正予算案の編成作業を急ぐことにしています。

　　野田内閣は、今月２日に発足し、今日、新旧の閣僚の引き継ぎなどを行いますが、野田総理大臣は、週末も台風１２号の被害を受け、政府の「非常災害対策本部」を設置し、救助活動や被害状況の把握について、平野防災担当大臣に指示するなど、災害対応に当たりました。今日は台風の対策本部の活動を継続しながら引き継ぎ閣議を開き、各府省の副大臣と政務官などの人事を決めることにしています。野田総理大臣は、内閣発足後の記者会見で震災からの復旧・復興と原発事故の収束、円高や財政赤字など経済危機への対応を内閣の最優先課題に挙げています。このため、野田総理大臣は、震災の被災地の意向を直接聞くため、今週８日にも現地を訪れ、福島県の佐藤知事らと放射性物質の除染などについて意見を交わすことにしています。また、安住財務大臣や古川経済財政担当大臣ら４人の経済閣僚は、昨夜、会談し、歴史的な円高が日本経済にあくえいきょうを与えているとして、早急に対策をまとめることを確認しました。政府は、震災や円高対策を盛り込んだ第３次補正予算案を、早ければ来月中旬にも国会に提出したいとしており、公明党が提案した総合経済対策など野党側の意見も踏まえながら編成作業を急ぐことにしています。

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