您现在的位置:首页 > 日语考试 > 日语二级考试 > 二级阅读 > 正文

2級読解30

时间:2009-04-29 13:58:19  来源:本站原创  作者:maggie

次の文章を読んで、それぞれの問いに対する答えとして、最も適当なものを1.2.3.4から一つ選びなさい。
自分の飼っている犬は泣いたことがあると主張する人がいる。またある種の記述によれば、(注1)サーカス で飼われている像は涙を流すという。(注2)ヒト 以外にも涙を流す動物がいるのだろうか。(1)(2)これらの報告は、非科学的な誤った記述なのだろうか。そうではなく、一見奇妙に思えるこれらの報告は、二種類の異なった涙を同じものとしてしまった誤りのように思われる。というのは、ヒトにおいては、感情が高ぶったときに流される涙(感情の涙)と、目にゴミが入ったときなどに流される涙(連続性の涙)は、明確に区別されているからである。
 この区別には、いくつかの証拠がある。たとえば、目の表面に麻酔をかけると、「連続性の涙」は止まってしまうのだが。「感情の涙」は影響を受けない。目に麻酔をかけられた人は、煙にさらされ〔注3)ようが、目にゴミが入ろうが涙が出なくなるのだが、悲しみによって涙を流すことは〔注4)依然として可能なのである。
 ここで再び動物が流す涙について考えてみる。(3)、〔注5)そもそも目を〔注6)うるおすという生理的な目的のために流される「連続性の涙」については、〔注7)霊長類はもちろん、動物全般にごく普通に共有されているものであろうことは容易に想像がつく。実際ある種の海鳥は、海水に含まれる塩分から目を守るために、「連続性の涙」を流すことがある。
 しかし、〔ア)については、正確で信用できるような報告はない。動物が〔イ)を流したといういくつかの報告は、この〔ウ)を過剰に解釈したものが多く含まれるように思われる。結局、真の問題点は(5)動物の内的状態がわからない ということにあるのだが、この点は今後、涙とは別の客観的な指標を用いて、動物の内的な状態を推測することで解決できるものと思われる。
 だが、ここで重要なことは、「感情の涙」がヒト以外の動物にもあるのかということよりは、むしろそれがヒトに特徴的にみられるという点である。(6)「感情の涙」こそ、ヒトという生物を考えていく上で重要なのである。
(金沢創(「涙」の進化論)により)
〔注1)サーカス:多くの動物を使って、曲芸などを興行しながら各地を巡業する旅芸人の団体。
〔注2)ヒト:生物学的に分類するとき人類。
〔注3)~うが~うが:~ても~ても、関係なく
〔注4)依然として:元のままである様子。
〔注5)そもそも:はじめから。元来。
〔注6)うるおす(潤す):水分を含ませる。湿らす。
〔注7)霊長類:サルやヒトの仲間。

問1 (1)に入る適当な語はどれか。
1.それとも  2.しかし  3.そして  4.さらに

問2 (2)「これらの報告」について、筆者はどのように考えているか。
1.ヒト以外の動物も感情の涙を流すことがある。
2.ヒト以外の動物が感情の涙を流すことはない。
3.感情の涙と連続性の涙を混同している可能性がある。
4.ヒト以外の動物が涙を流すかどうか、まだ確認できていない。

問3 (3)に入る適当な語はどれか。
1.すると  2.だから  3.それでは  4.それでも

問4 ア、イ、ウに入る語の組み合わせとして、正しいのはどれか。
1. ア:「連続性の涙」 イ:「感情の涙」  ウ:「連続性の涙」
2. ア:「感情の涙」  イ:「感情の涙」  ウ:「連続性の涙」
3. ア:「連続性の涙」 イ:「二種類の涙」 ウ:「感情の涙」
4. ア:「感情の涙」  イ:「連続性の涙」 ウ:「二種類の涙」

問5 (2)「動物の内的な状態がわからない」とあるが、具体的には何がわからないのか。
1.ヒト以外の動物はどのようなときに涙を流すのか。
2.ヒト以外の動物の動物が流す涙は、感情の涙か連続性の涙か。
3.ヒト以外の動物は何のために涙を流すのか。
4.ヒト以外の動物にもヒトと同じような感情があるのかどうか。
 
問6 (2)「「感情の涙」こそ、ヒトという生物を考えていく上で重要なのであうる。」とあるが、筆者が主張したいことは何か。
1.「感情の涙」を流すかどうかこそが、ヒトとヒト以外の動物の違いを示す指標である点が重要だ。
2.ヒト以外の動物が「感情の涙」を流すかどうかということより、ヒトが感情を持ち、感情の涙を流す動物だということが大切だ。
3.ヒト以外の動物が「感情の涙」を流すかどうかということを研究しても、ヒトの生活を向上させえる上で何の役にも立たない。
4.ヒト以外の動物が「感情の涙」を流すかどうかと言う研究は、ヒトという生物を知る上でも重要な研究である。


解说:
サーカス:马戏,杂技;马戏团
~うが~うが:不管...不管...都没有关系
依然として:【タルト形動】依然;仍旧;照旧
そもそも:最初;起始;原来;本来
~はもちろん:...自不必说;不仅...而且...
~より、むしろ~:与其...不如...
~る*上で:

ヒント:
1.「~か、()~か」という選択になっている。
2.1は明らかな間違い。2は「感情の涙を流すことはない」と断定している点が誤り、4は「感情の涙」でなく、単に「涙」となっている点が誤りとなる。
3.前の文と後ろの文の関係はどうなっているか。逆説でもなく、「原因ー結果」でもない。なお、「それでは」の後にはヒトの意志行為や呼びかけがくる。
4.一度入れて読んでみる。アが「感情の涙」とわかれば、選択肢は二つしかない。
5.「連続性の涙」か「感情の涙」かを知るための、「別の指標」は?
6.1と3は明らかな間違い。2か4かになるが、前の一文に注意する必要がある。筆者は、「感情の涙」がヒトに特徴的にみられることを重要だと考えている。

 

 

 

答え:1.3.1.2.4.2

参考译文:
有人主张自己喂养的狗曾经哭泣过。另外,根据某记载,在马戏团里饲养的大象流过眼泪。除了人类,会流泪的动物也是有的吧。或者这些报道是非科学的错误记载呢。事实并非如此,这些一眼看上去让人感觉很奇妙的报告只是让我们将两种不同的眼泪误认为是一回事而已。也就是说,除了人类,才会明确区别感情亢奋时流的眼泪(感情之泪)和灰尘进入眼睛时所流的眼泪(连续性眼泪)。
有许多证据可以证明这种区别。例如,在眼睛表面实施麻醉的话,“连续性眼泪”就会停止,但是“感情之泪”却不会受影响。眼睛被实施麻醉的人,无论是受到烟熏还是灰尘进入眼睛都不会流泪,但是由于悲伤依然会有流眼泪的可能。
这里,我们再一次试想一下动物流出的眼泪。那么可以想象的到,本来就是为了湿润眼睛这样的生理目的而流的“连续性眼泪”,灵长类自不必说,这是全体动物极其普通的共有体征。实际上,有种海鸟为了保护自己的眼睛不被海水中的盐分所伤害,就会流出“连续性眼泪”。
但是,有关“感情之泪”,却没有正确的、可令人信服的报告。报道动物流下“感情之泪”的几个报告,感觉很多都是在解释“连续性眼泪”过剩。结果,真正的问题所在点是在于不明白动物的内在状态,而这一点在今后,会将眼泪用在别的客观性指标上,可以通过推测动物的内在状态而解决。
然而,说到这里,重要的不是“感情之泪”是否在人类以外的动物中也存在,而是它被认为是人类的一个特征。正是拥有“感情之泪”,才是人这种生物最重要的东西。

 

相关阅读

无觅相关文章插件,快速提升流量