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每日阅读(11.3):巡回診療車

时间:2008-11-03 01:11:31  来源:本站原创  作者:Echo

高橋克彦さん(50)は国立病院機構・沼田病院の車庫長である。もう1人の運転手と交代で、週に2回、巡回診療車を運転して、群馬県北部の山間部を回る。乗るのは医師と看護師、事務職員だ。

       高桥克彦先生(50)是国立医院机构·沼田医院的车库长。他与另一名司机轮流值班,每周两次绕群马县北部的山中驾驶医疗巡视车。车上坐着的是医生和护士,以及事务员。

 

 トラックなどを改造した車は4台目、車庫長は3代目だ。8コース、29カ所を約1カ月で一回りする。35年に及ぶこの巡回が、公務員の地道な活動に贈られる人事院総裁賞に選ばれたのを機に、車に乗せてもらった。

       现在共有四辆由卡车改造的医疗巡视车,车库长也到了第三代。大约1个月时间内绕8条路线,29处场所一圈。这一巡视共持续了35年,现获得了褒赏公务员勤恳工作的人事院总裁奖。以此为契机,笔者也坐上了车。

 

 この日のコースは4カ所だ。国道からはずれ、雪に覆われた畑のそばで止まると、お年寄りが数人乗ってきた。「病院は近くにないし、バスは本数が少ない。とても助かる」。医師が「体調はどうですか」と聞く。血圧の高い人が多いようだ。風邪気味なので、と薬をもらう人もいる。頼もしいかかりつけ医なのだ。

       这一天的路线上共有四处地方。这条路离公路很远,停在覆盖着深雪的田地旁时,几个老人乘了上来。“医院有点远,巴士数量也太少,真的帮大忙了。”医生问“身体怎么样?”似乎高血压者挺多的。还有人因为有点感冒,便向医生要了药。这些经常就诊的医生都很可靠。

 

 初代の車庫長を務めた小野里和夫さん(73)は「昔はほとんど舗装がなく、雨が降ると、ぬかるみのようになった。チェーンをつけて山道を上がったものです」と語る。道は良くなり、自家用車も増えた。しかし、車を持たないお年寄りは今も少なくない。

       初代车库长小野里和夫说:“以前几乎没有铺好的道路,一下雨就泥泞不堪。当时得系上锁链开上山道。”道路修好了,私家车也增加了。但如今还是有不少没车的老人。

 

 年間延べ2千人を超えていた受診者は、1700人ぐらいに減った。経費がかかり、回り持ちの医師の負担も大きい。それでも、前村道生副院長は「高齢化が進む中で、お年寄りを見捨てるわけにはいきません。なんとか続けていきたい」と話す。各地で巡回診療に携わる人たちも同じ思いだろう。

       以前该医院的就诊者每年超过了2千人,而现在减少到约只有1700人。医疗巡视需要一定经费,轮流值班的医生的负担也很大。尽管如此,前村道生副院仍说:“在人口高龄化发展的现在,我们不能对老人弃而不顾。我想无论如何都要想点办法继续下去。”各地参与巡视诊疗的人们应该都抱着这一想法吧。

 

 4カ所目の診療が終わり、高橋さんが運転席に座る。「待っている人がいる。それだけでも来たかいがあります」

       第4处的诊疗结束后,高桥先生坐回了驾驶席。“有人在等着我们。为了他们,我们来这儿也就有价值了。”

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