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每日阅读(5.08):ジョン·ロバーツ氏の話について

时间:2008-05-08 10:41:03  来源:本站原创  作者:Echo

 

米国ではこのところブッシュ大統領が新たに最高裁長官に指名したジョン・ロバーツ氏の話でもちきりだ。上院の過半数の承認が必要なので、連日議会で公聴会が開かれ、厳しい質問が浴びせられている。

上院:上下両院で構成される議会の一院。日本では、明治憲法下の貴族院、現在の参議院がこれにあたる。米国などの連邦国家では、各州の代表で組織。下院。

       美国人民最近一直谈论着布什总统新指名的最高法院院长约翰·罗伯茨所说的一些话。因为需要取得上院半数以上的赞成,连日来议会开展了意见听取会,其间罗伯茨受到不少严厉的质问。

 

 「患者が生命維持装置を外してくれと言ったとき、死ぬ権利は認められるか」「抽象論では答えられない。個々のケースが出る前に予断を与えたくない」。ロバーツ氏は大統領好みの保守派と言われるが、リベラル派にしっぽをつかまれないように、巧みに質問をかわす。

リベラル【liberal】1 政治的に穏健な革新をめざす立場をとるさま。自由主義的。「―な思想」

2 因習などにとらわれないさま。「―な校風」

       “将患者的生命维持装置卸下,是否即是承认其死亡权利?”“不能笼统地回答。在提出个例前我不能断言。”罗伯茨先生是总统所支持的保守派,为不让自由派抓住把柄,他巧妙地躲开了问题。

 

 野党幹部が「いつまでもそうやって答えを拒否し続ければいい」と悪態をつくほどだ。米国が熱くなるのも無理はない。最高裁が積極的に違憲審査権を行使する米国では、だれが裁判官になるかで政治の流れが変わるからだ。

悪態をつく:口汚くののしったり、けなしたりする。憎まれ口をたたく。「悔し紛れに―・く」

       在野党领导人甚至开始漫骂,“别以为一直这样逃避问题就行了。”美国为此事如此波动是有原因的。美国最高法院能够积极行使违宪检查权,其审判员人选将会影响到整个政治的流向。

 

 黒人と白人が別々の学校に行く隔離政策をやめさせたのも、女性に妊娠中絶の権利を認めたのも、最高裁の判決だった。米国の政治学の教科書を開くと、最高裁の裁判官9人を思想的に左から右に順番に並べて解説してある。

       取消黑人与白人只能在不同学校入学的隔离政策也好,认可女性中止怀孕的权利也好,都是最高法院的判决。翻开美国政治的教科书,就能看到由思想性从左到右排列的最高法院审判员9人的解说。

 

 かたや日本では、どれだけの人が最高裁の裁判官の名前や考え方を知っているだろうか。総選挙で裁判官の国民審査の用紙を手渡されて、とまどった人が多かったのではないか。政治に距離を置いてきた最高裁の姿勢が国民の関心を遠ざけてきた面もあるだろう。

かたや:1 相対するものの片一方は。「―ベテラン、―新人」

2 相撲で、取り組みに際し、行司が先に呼び上げるほう。後からの力士には「こなた」と言う。

       一方面,日本能有多少人知道最高法院法官的名字及其思想性呢?大选中曾散发过审判员的国民审查问卷,想必不少人都觉得疑惑吧。从中也能看出日本与政治存在一定距离的最高法院,得不到国民的关心。

 

 とはいえ、米国でも、保守派と思われていた人がリベラルな判決を連発し、任命した大統領が地団太を踏んだ例もある。そういう裁判官はレーダーに映らない軍用機をもじって「ステルス」といわれるそうだ。

地団太:足で地を何回も踏みつけること。

       不过,美国也有这样的例子,被认为是保守派的人却连连实行自由派的判决,将总统狠狠踩了一脚。这种审判员被称为雷达也探测不出的军用机“隐密号”。

 

 

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