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双语阅读:【青春小说连载】春の夢(84)

时间:2011-12-28 14:56:20  来源:可可日语  作者:dodofly

青春小说原文

  小说《春之梦》发表于上世纪80年代,描写的是一位大学生的生活。父亲欠债而死,大学生哲之就流浪、打工,偿还所欠的债务。一只被钉到木柱子上的蜥蜴还活着,一直陪伴着他。还有他的爱情生活也激励着他生活。经过一年的奋斗,终于走出阴暗的生活。

七(5)

「私はいや。そんなこといやよ。どうするかは、私が決めることでしょう?私の自由よ。ふたりが逢って話をして、いったい何を決めるの?」
陽子には珍しい、早口の烈しい口調で言ってから、彼女は哲之の手首をつかんで歩き出した。哲之は陽子のうなじに目をやったまま、力なく引きずられて、人込みの中を進んだ。
「俺はもうあんな汚らしい連れ込みホテルに、陽子と一緒に入るのはいやや」
「ちゃんとしたホテルやったらええでしょう?」
哲之の勤めるホテルの商売仇である最近オープンしたばかりの高層ホテルの前まで行き、そこの陽子はやったつかんでいた手首を離した。陽子はロビーに入って行き、フロント係と何か話しをしていた。哲之は大きなぶあついガラス越しに陽子を見ていた。やがて陽子が手招きした。入って来た哲之を見て、フロント係は部屋の鍵をボーイに渡し、
「お部屋に入られましたら、六番のダイアルをお回し下さい。ランドリーの者が参ります。乾かすだけですから、二十分もかからないと思います」
と陽子に言った。

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「普通、このてのホテルは部屋の時間貸しはせえへんのや。どう言うて頼んだの?」
部屋に通されて、ボーイが去ってしまうと、すぐにベッドに腰掛けて六番のダイヤルを廻そうとしている陽子に訊いてみた。陽子はそれには答えず、ランドリーの係の者に用件を伝えてから電話を切り、哲之のシャツのボタンを外し始めた。その自然な動作に、哲之はまごうかたのない自分に対する愛情を感じた。シャツを脱がしベルトを外し、ズボンまで脱がしてくれた。哲之はされるままになって陽子の肩につかまり、彼女の命じるとおりに、右足をあげ、次に左足をあげた。陽子はカーペットの上に両膝をつき、靴下を脱がせると、パンツ一枚になった哲之の胸のあたりを見た。

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