被災地で聞いた「いま、つたえたいこと。」

　東日本大震災の被災地では、いまだ多くの人たちが避難所などで厳しい生活を余儀なくされている。「いま、つたえたいこと。」を被災地で聞いた。
　◆宮城・石巻市の市立北上中学校より
　看護師・佐藤淳美さん（４４）「患者さんの支援にあたっている看護職の佐藤淳美です。今現在は集団生活の中なので、風邪の方、年発の方、インフルエンザの方、胃腸障害の方、いろんな方がいらっしゃいます。お薬の供給も支援で入ってはきているんですが、不足の部分があります。早急に仮設住宅ができれば、改善も少しずつなっていくかと思います。どうぞよろしくお願い致します」

　◆宮城・石巻市の石巻市役所北上総合支所より
　北上総合支所の新藤喜悦さん「石巻市北上総合所の新藤です。これからどういう支援が受けられるのか、あるいは国や赤十字からどういう支援があったり、どういう政策があったりとか、そういう情報が、断片的には伝わってくるんですが、錯綜（さくそう）してなかなか正確に伝わらないことが多いんですね。我々も自治体もなんですが、国や県の方々も、これからの復興に向けて強力なリーダーシップを発揮していただいて、被災した皆さんを少しでも安心させていただきたいなと思います」

　◆宮城・石巻市住吉町より
　ボランティアスタッフ・中村匡さん（４０）「神奈川からボランティアにきた中村です。自分一人ができることは少ないんですけど、まだまだ全国にボランティアで応援したい方がいると思うので、そういう方の力が集まれば、まだまだできることがたくさんあると思うので、自分も一つ一つできることを探してボランティアを続けていければと思っています」