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双语阅读:《哈利波特与魔法石》第9章午夜决斗3

时间:2012-12-28 11:08:24  来源:可可日语  作者:ookami

マルフォイはニヤリと笑った。

「それじゃ、ロングボトムが後で取りにこられる所に置いておくよ。そうだな――木の上なんてどうだい?」

「こっちに渡せったら!」

ハリーは強い口調で言った。マルフォイはヒラリと箒に乗り、飛び上がった。上手に飛べると言っていたのは確かにうそではなかった――マルフォイは樫の木の梢と同じ高さまで舞い上がり、そこに浮いたまま呼びかけた。

「ここまで取りにこいよ、ポッター」

ハリーは箒をつかんだ。

「ダメ!フーチ先生がおっしゃったでしょう、動いちゃいけないって。私たちみんなが迷感するのよ」

ハーマイオニーがハリーの袖を掴んで叫んだ。

ハリーは無視した。ドクン、ドクンと血が騒ぐのを感じた。箒にまたがり地面を強く蹴ると、ハリーは急上昇した。高く高く、風を切り、髪がなびく。マントがはためく。強く激しい喜びが押し寄せてくる。

――僕には教えてもらわなくてもできることがあったんだ――簡単だよ。飛ぶってなんて素晴らしいんだ!もっと高いところに行こう。

ハリーは箒を上向きに引っ張った。下で女の子たちが息をのみ、キャーキャ一言う声や、ロンが感心して歓声を上げているのが聞こえた。

ハリーはクルリと箒の向きを変え、空中でマルフォイと向き合った。マルフォイは呆然としている。

「こっちへ渡せよ。でないと箒から突き落としてやる」

「へえ、そうかい?」

マルフォイはせせら笑おうとしたが、顔がこわばっていた。

不思議なことに、どうすればいいかハリーにはわかっていた。前屈みになる。そして箒を両手でしっかりとつかむ。すると箒は槍のようにマルフォイめがけて飛び出した。マルフォイは危くかわした。ハリーは鋭く一回転して、箒をしっかりつかみなおした。下では何人か拍手をしている。

「クラップもゴイルもここまでは助けにこないぞ。ピンチだな、マルフォイ」

マルフォイもちょうど同じことを考えたらしい。

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