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   タイのインラック首相は２４日午後、バンコクのスクムパン知事とバンコク中心部を流れる運河の水門を視察しました。現在、バンコクでは、チャオプラヤ川や郊外の運河の水位が上昇しているため、首都の運河の水門を開き、北部から流れ込む水を海に流し出す作戦を実施しています。

　ただ、バンコクの市街地でも洪水被害が出始めている実情に、市民からはタクシン元首相派のインラック政権と、反タクシン派政党の大物である知事の不十分な連携が被害を拡大させたとの声が上がっています。

　「政府とバンコク都、そして都知事は協力して排水作業にあたっています。これからも協力して作業を進めていきます」（タイ　インラック首相）

　２人揃っての視察をした首相とバンコクの知事ですが、協力して「首都防衛」にあたる姿勢を示すことで、連携不足との批判をかわす狙いがあるとみられています。（25日08:02）

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