２６日、長崎空港沖に小型機が墜落した事故で、重体となっていた原口賢介さんが２８日未明、死亡しました。国土交通省の事故調査委員会などは２７日、機体を海から引き揚げ、本格的な事故原因の究明に乗り出しました。

　作業は２７日午後３時から行われ、墜落した小型機の機体は右翼をもぎ取られた状態で、水深１２メートルの海底から引き揚げられました。

　事故が起きたのは２６日午後５時２０分過ぎでした。小型機は右に旋回しながら墜落する直前に、機体から炎と煙が出ていたことが分かっています。

　「（墜落の原因は？）予断を持たずにゼロから調べていきたい」（事故調査委員会　大村圭司 調査官）

　国土交通省の事故調査委員会や警察は、機体に何らかのトラブルがあったのではないかとみて、引き揚げた機体のエンジン部分などを詳しく調べ、事故原因の究明にあたる方針です。