您现在的位置:首页 > 双语阅读 > 小说与诗集 > 哈利波特 > 正文

双语阅读:《哈利波特与魔法石》第16章 穿越活板门5

时间:2013-04-19 17:38:58  来源:可可日语  作者:dodofly 收藏  [网页划词已启用]

「二人とも自分を見てごらんなさいよ!」
ハーマイオニーははじけるように立ち上がり、ジトッと湿った壁の方に行こうともがいた。ハーマイオニーが着地したとたん、植物のツルがヘビのように足首にからみついてきたのだ。知らないうちにハリーとロンの脚は長いツルで固く締めつけられていた。
ハーマイオニーは植物が固く巻きつく前だったのでなんとか振りほどき、ハリーとロンがツルと奮闘するのを、引きつった顔で見ていた。振りほどこうとすればするほど、ツルはますますきつく、すばやく二人に巻きついた。
「動かないで!」ハーマイオニーが叫んだ。
「私、知ってる……これ、『悪魔の罠』だわ!」
「あぁ。何て名前か知ってるなんて、大いに助かるよ」
ロンが首に巻きつこうとするツルから逃れようと、のけぞりながらうなった。
「黙ってて!どうやってやっつけるか思い出そうとしてるんだから!」とハーマイオニーが言った。
「早くして!もう息ができないよ」
ハリーは胸に巻きついたツルと格闘しながらあえいだ。
「『悪魔の罠』、『悪魔の罠』っと……スプラウト先生は何て言ったっけ?暗闇と湿気を好み……」
「だったら火をつけて!」
ハリーは息も絶え絶えだ。
「そうだわ……それよ……でも薪がないわ!」ハーマイオニーがイライラと両手をよじりながら叫んだ。
「気が変になったのか!君はそれでも魔女か!」ロンが大声を出した。
「あっ、そうだった!」
ハーマイオニーはサッと杖を取り出し、何かつぶやきながら振った。すると、スネイプにしかけたのと同じリンドウ色の炎が植物めがけて噴射した。草が光と温もりですくみ上がり、二人の体を締めつけていたツルが、見る見るほどけていった。草は身をよじり、へなへなとほぐれ、二人はツルを振り払って自由になった。
「ハーマイオニー、君が薬草学をちゃんと勉強してくれていてよかったよ」
額の汗を拭いながら、ハリーもハーマイオニーのいる壁のところに行った。
「ほんとだ。それにこんな危険な状態で、ハリーが冷静でよかったよ――それにしても、『薪がないわ』なんて、まったく……」とロンが言った。
でもハリーは仕方がないと思った。根本はハリーもハーマイオニーもマグルだ。ロンとは違う。
「こっちだ」
ハリーは奥へ続く石の一本道を指さした。
足音以外に聞こえるのは、壁を伝い落ちる水滴のかすかな音だけだった。通路は下り坂で、ハリーはグリンゴッツを思い出していた。そういえば、あの魔法銀行ではドラゴンが金庫を守っているとか……ハリーの心臓にいやな震えが走った。もしここでドラゴンに出くわしたら、それも大人のドラゴンだったら。赤ん坊のノーバートだって手に負えなかったのに……。
「何か聞こえないか?」とロンが小声で言った。
ハリーも耳をすました。前のほうから、柔らかく擦れ合う音やチリンチリンという音が聞こえてきた。
「ゴーストかな?」
「わからない……羽の音みたいに聞こえるけど」
「前のほうに光が見える……何か動いている」
三人は通路の出口に出た。目の前にまばゆく輝く部屋が広がった。天井は高くアーチ形をしている。宝石のようにキラキラとした無数の小鳥が、部屋いっぱいに飛び回っていた。部屋の向こう側には分厚い木の扉があった。
「僕たちが部屋を横切ったら鳥が襲ってくるんだろうか?」とロンが聞いた。
「たぶんね。そんなに獰猛には見えないけど、もし全部いっぺんに飛びかかってきたら……でも、ほかに手段はない……僕は走るよ」とハリーが言った。

上一页 [1] [2] [3] [4] 下一页

相关阅读

发布评论我来说2句

无觅相关文章插件,快速提升流量