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日本优秀文学作品欣赏 第4期

时间:2010-04-22 16:31:39  来源:本站原创  作者:佚名

    これは、私(わたし)が小さいときに、村の茂平(もへい)というおじいさんからきいたお話です。
 むかしは、私たちの村のちかくの、中山(なかやま)というところに小さなお城があって、中山さまというおとのさまが、おられたそうです。
 その中山から、少しはなれた山の中に、「ごん狐(ぎつね)」という狐がいました。ごんは、一人(ひとり)ぼっちの小狐で、しだの一ぱいしげった森の中に穴をほって住んでいました。_________________1__________________。はたけへ入って芋をほりちらしたり、菜種(なたね)がらの、ほしてあるのへ火をつけたり、百姓家(ひゃくしょうや)の裏手につるしてあるとんがらしをむしりとって、いったり、いろんなことをしました。
 或(ある)秋(あき)のことでした。二、三日雨がふりつづいたその間(あいだ)、ごんは、外へも出られなくて穴の中にしゃがんでいました。
 雨があがると、ごんは、ほっとして穴からはい出ました。空はからっと晴れていて、百舌鳥(もず)の声がきんきん、ひびいていました。
 ごんは、村の小川(おがわ)の堤(つつみ)まで出て来ました。あたりの、すすきの穂には、_________2_________。川は、いつもは水が少(すくな)いのですが、三日もの雨で、水が、どっとましていました。ただのときは水につかることのない、川べりのすすきや、萩(はぎ)の株が、黄いろくにごった水に横だおしになって、もまれています。ごんは川下(かわしも)の方へと、ぬかるみみちを歩いていきました。
 ふと見ると、川の中に人がいて、何かやっています。ごんは、見つからないように、そうっと草の深いところへ歩きよって、そこからじっとのぞいてみました。
「兵十(ひょうじゅう)だな」と、ごんは思いました。兵十はぼろぼろの黒いきものをまくし上げて、腰のところまで水にひたりながら、魚をとる、はりきりという、網をゆすぶっていました。はちまきをした顔の横っちょうに、まるい萩の葉が一まい、大きな黒子(ほくろ)みたいにへばりついていました。
 しばらくすると、兵十は、はりきり網の一ばんうしろの、袋のようになったところを、水の中からもちあげました。その中には、芝の根や、草の葉や、くさった木ぎれなどが、ごちゃごちゃはいっていましたが、でもところどころ、白いものがきらきら光っています。それは、ふというなぎの腹や、大きなきすの腹でした。兵十は、びくの中へ、そのうなぎやきすを、ごみと一しょにぶちこみました。そして、また、袋の口をしばって、水の中へ入れました。
 兵十はそれから、びくをもって川から上(あが)りびくを土手(どて)においといて、何をさがしにか、川上(かわかみ)の方へかけていきました。
 兵十がいなくなると、ごんは、ぴょいと草の中からとび出して、びくのそばへかけつけました。ちょいと、いたずらがしたくなったのです。ごんはびくの中の魚をつかみ出しては、はりきり網のかかっているところより下手(しもて)の川の中を目がけて、ぽんぽんなげこみました。どの魚も、「とぼん」と音を立てながら、にごった水の中へもぐりこみました。
 一ばんしまいに、太いうなぎをつかみにかかりましたが、何しろぬるぬるとすべりぬけるので、手ではつかめません。ごんはじれったくなって、頭をびくの中につッこんで、うなぎの頭を口にくわえました。うなぎは、キュッと言ってごんの首へまきつきました。そのとたんに兵十が、向うから、
「うわアぬすっと狐め」と、どなりたてました。ごんは、びっくりしてとびあがりました。うなぎをふりすててにげようとしましたが、うなぎは、ごんの首にまきついたままはなれません。ごんはそのまま横っとびにとび出して一しょうけんめいに、にげていきました。
 ほら穴の近くの、はんの木の下でふりかえって見ましたが、兵十は追っかけては来ませんでした。
 ごんは、ほっとして、うなぎの頭をかみくだき、やっとはずして穴のそとの、草の葉の上にのせておきました。


译文:


这是我小时候听村里的茂平大爷讲的故事。
  从前,在我们村子附近一个叫做中山的地方有一座小城堡,据说这里住着一位姓中山的老爷。
  离这中山城堡不远的山里,住着一只名叫阿权的小狐狸。阿权没有亲人,在那长满羊齿草的森林中打了一个地洞当自己的家。不管是夜晚还是白天,它都常跑到附近一带的村子里,有时将地里的山芋刨得乱七八糟,有时在晒着的油菜秸秆上放把火,有时又将农民家后门口挂的辣椒揪下来。总之,它尽干各种淘气的事。
  这年秋天,有一次接连下了两三天雨,弄得阿权没法出去玩,只好在洞里蹲着。天一晴它就像得救似地爬出洞口。洞外万里碧空,不时传来伯劳鸟一阵阵唧唧的叫声。
  阿权一直跑到村里的小河堤上。四周的狗尾巴草上还挂着晶莹闪亮的雨珠。河边的狗尾巴草和胡枝子的茎秆平时从来是浸不到水的。现在却也被浊黄的积水冲得倒向一起,显得零乱不堪。
  阿权沿着泥泞的小路朝小河的下游走去,突然看见有个人站在河里正干着什么。阿权怕他发现,便悄悄钻进草地,一动不动地躲在那里窥视着外面的动静。
  噢,是兵十呀!阿权想道。兵十将身上那件黑色破和服的下摆朝上卷起,浸在齐腰深的水中,晃动着一张捕鱼用的网。他头上缠着布巾,一片圆圆的胡枝子叶儿贴在一边脸上,就像一粒大大的黑痣。
  过了一会儿,兵十将鱼网最后端一个像口袋似的东西从水中提了起来,里面塞着草根草叶和烂木片等乱七八糟的玩艺儿,但也能看到东一块西一块白花花的东西——噢,那是大鳗鱼和大鲫鱼的肚皮在闪闪发亮呢。兵十将这些鳗鱼和鲫鱼连同乱七八糟的东西一起扔进了鱼篮,接着把袋口扎紧又放进了水中。
  兵十提着鱼篮从河里上了岸,将鱼篮放在河堤上,自己像是要找什么似地朝小河上游方向跑去。
  兵十一走,阿权又有点想搞恶作剧了。它嗖地一下从草丛中站了出来,跑到鱼篮跟前,把篮中的鱼抓了出来,一条条地朝张鱼网处的下游河里扔去。所有的鱼都扑通扑通地钻进了混浊的水中。
  最后剩下一条大鳗鱼,阿权伸爪子去抓,可是这鱼溜滑溜滑的,用爪子怎么也抓不住。阿权急了,将脑袋伸进鱼篮里,一口叼住鳗鱼头。那鳗鱼呼啦一下朝阿权的颈脖裹去。正在这当儿,迎面传来兵十的叫骂声:
   “哼!你这贼狐狸!”
  阿权吓得蹦了起来,那鳗鱼却紧缠着它的脖子不放。阿权只好飞快地往旁边一闪,没命地逃到自己洞穴附近的赤杨树下,回头一看,兵十并没追上来。
  阿权松了口气,将鳗鱼头咬碎,才总算解脱开来,然后便将鳗鱼丢在了洞口的草地上。


答案:


1.そして、夜でも昼でも、あたりの村へ出てきて、いたずらばかりしました
2.まだ雨のしずくが光っていました

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