意政府もリビア反体制組織を承認　３か国目
　リビア・カダフィ政権に対する国際的な包囲網が狭まっている。イタリア政府は４日、カダフィ政権打倒を目指す反体制組織を「リビアの正統な代表」として承認することを表明した。
　これはイタリア・フラティニ外相が明らかにしたもので、リビアの反体制組織「国民評議会」を、カダフィ政権に代わるリビアの正統な代表として承認する。フランス、カタールに続いて３か国目となり、数日以内にクウェートも承認する方向だという。
　こうした中、複数の欧米メディアは「カダフィ大佐の二男・セイフイスラム氏が、カダフィ大佐の退陣や民主制への移行を軸とした提案をしている」と報じた。国際的な包囲網が狭まる中で、政権存続を狙った外交工作を本格化させているものとみられる。